2013/02/10

「SHINSEI しんせい」がうまい

しんせい タール22mg ニコチン1.4mg

今年に入ってフトしたきっかけでタール1mgタバコのあまりのまずさに突然気がついて、ニコチン・タールがどうこうというのは完全に忘れて、ひたすらウマいタバコを求めてさすらいの旅の中、先日買ってみたSHINSEI しんせいが妙にうまい。

強めのコクと少しビターな味の中にマイルドな甘さ。例えて言えば砂糖を少しだけ入れたコクのあるコーヒーのような(もちろん珈琲の味はしない)、甘過ぎない地味な和菓子のような、そういう印象。

同じ旧三級品のゴールデンバットとは随分違う。ゴールデンバットはもっと軽やかで若くて明るい感じの味だけど、こちらは年季が入ったような渋さの中にじんわり温かみのある懐かしいような味わいがある。 素朴な甘さ、キャンディではなくて飴、その中でも黒飴とかベッコウ飴とかそういう複雑なうまさ。

このコクはどこかで覚えが…と思っていたのだけど、アメリカンスピリットのレギュラーでフィルター近くまで吸った時に強めにでてくるコクに似ている。このコクはなんだろう。アメスピのブレンドを見ると、バージニア葉が94%、トルコ産のオリエンタルタバコ、いわゆるオリエント葉が6%になってるけど、どうもこのうまいコクというのはオリエント葉からきてるのかなぁ。バージニア葉のパイプ煙草とか吸うともっと酸味のあるようなフルーティな甘みでこういうコクじゃないよなぁ。どうなんだろう。ブレンドされてるのかわからないけどとにかく似てる味な気がする。このうまいコクの確認の意味でオリエント葉75%らしいカズベック・オーバルを吸ってみたい。でも多すぎてもまた違うんだろうなぁ。

なんて言いながら、実はしんせいには全然ブレンドされてないのかもしれないけどね。よくわからない。とにかくうまいし安いし常喫候補にしない理由がない。

あと、これはどのタバコでもそうだけど、しんせいをキセルにさして吸うとまた一段とウマい。 甘さも倍。吸い方のコツとしては、軽くくわえて完全に唇を閉じてしまわずに半開きで空気とともに吸口から勝手に流れ出てくる煙をゆっくり少しずつすするような感じで吸ったときの甘みとコクはほんとに最高。よくあるように煙を吸うたびに火がついてるところがメラメラあかるくなるのは吸い込み過ぎ。吸い込んでも火の明るさにほとんど変化もなく、副流煙も吸ってない時と同じぐらいで続けるぐらいゆっくり吸うとうまい。

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